仕事の活力を上げるための休みの過ごし方

仕事とプライベートでONとOFFのスイッチをしっかりと切り替えることは、健やかな生活を送るうえでとても重要です。しかし休みの過ごし方を間違えてしまうと、休み明けの仕事の切り替えがうまくいかなくなり、仕事へ支障が出てしまう場合も考えられます。とくに年末年始などの長期休暇明けの仕事でそのようなことが起こりやすいと言えるでしょう。

原因として休みの間、毎日のように夜ふかしをしたりお昼過ぎまで寝ていたりと生活リズムが乱れてしまうことが挙げられます。夜ふかしをしても次の日たくさん寝ているから問題ないと思っている人もいるかもしれませんが、生活リズムの乱れは、私たちの心身の健康にさまざまな影響を及ぼしてしまうため注意が必要です。たとえば、昼間頭がぼーっとする、寝ても疲れが取れない、寝つきが悪いなどの問題も生活リズムの乱れが影響していると考えられます。加えて、自律神経の乱れや高血圧などの生活習慣病を引き起こす可能性もあるのです。仕事の活力を上げ健やかな毎日を送るためにも、無理のない範囲で規則正しい生活リズムを身につけていきましょう。

生活リズムを整えるには、朝の過ごし方が重要です。まず、朝起きたら真っ先にカーテンを開け、日の光を取り入れます。カーテンを開けても外が薄暗い場合は、部屋の照明の光でも問題ありません。光を浴びることで体内時計がリセットされ、寝つきが良くなる、朝スッキリと起きれるようになるなどの効果が期待できます。そして、朝たんぱく質を意識した食事をとることも大切です。朝食では、鮭や納豆、卵などを積極的に摂取しましょう。肉や魚、大豆製品といったたんぱく質源が豊富な食材にはトリプトファンというアミノ酸が入っており、体内でセロトニンやメラトニンに変換されます。これらには体内時計を調整する働きがあるため、たんぱく質は夕食よりも朝食にとった方がメリットが大きいと言えます。